日産K12マーチのバリエーションを紹介!K12も意外にあります。
日産がカルロス・ゴーン体制の下、初めて開発した新型車がK12マーチです。
発表当時はカエルのようなフロントマスクをはじめとする大胆なデザインが話題を呼びました。
単に奇抜というだけでない、完成度の高いデザインであったこともあり、先代K11に続くヒット車となりました。
K11はメーカー純正やアフターマーケット含め、様々なバリエーションが展開されていましたが、K12もモデルライフの途中で変わり種モデルが色々追加されています。
今回はそんなK12のバリエーションについて紹介していきます。
目次
ラフィート
By TaitaFkm, CC BY-SA 3.0, Link
メーカーより最初に登場したカスタムモデルがラフィートです。
K11で多く見られたレトロ調のスタイルを受け継ぐモデルになります。
フロントグリルは横長形状でメッキによりクラシカルな雰囲気を演出しており、ドアとバンパーモールにはメッキが施されています。
2002年の登場から2010年にK13へモデルチェンジするまでラインナップに存続しており、何気に長寿モデルです。
ボレロ
K11に設定されていたボレロがK12でも復活しました。
特徴は先代譲りの大きなフロントグリルで、横長グリルのラフィートに対し、縦長グリルを採用する事でより押し出し感を強めています。
既にラインナップされていたラフィートとは並行して販売されていました。
12SR
By Tokumeigakarinoaoshima, CC0, Link
K12マーチの本格的なスポーツモデルが12SRです。
12SR用にチューニングされたエンジンCR12DEは、専用のピストンやハイカム、コンピュータ、軽量フライホイール等を組み込み、108psを発生。
足回りもスポーツサスペンションにブレーキのマスターシリンダー変更といった内容が盛り込まれ、トータルバランスの優れたマシンに仕上がっています。
メーカー純正のチューニングカーとして、その完成度は高く評価されました。
マイクラC+C
By Rudolf Stricker, CC BY-SA 3.0, Link
K12のオープンモデルがマイクラC+Cになります。
クーペカブリオレとも呼ばれる、電動格納式ハードトップを備えたモデルであり、開発にはドイツのカルマンが関与しています。
元々はマーチの欧州向け「マイクラ」の1バリエーションとして開発されたモデルで、日本においても1500台限定で販売されました。
イギリスで生産されていた右ハンドル仕様車をそのまま日本に持ってきた為、車名はそのままマイクラを名乗っています。
光岡ビュート
By 天然ガス, CC BY-SA 3.0, Link
K11をベースに登場した初代ビュートはヒットを記録し、K12においても2代目として登場しました。
ジャガーMk2をモチーフにしたカスタムカーであり、2ボックスのマーチを3ボックスセダンへ変更している点も初代から踏襲しています。
派生車として、フロントはビュート同様のデザインながらリアはベースのマーチそのままという出で立ちの「キュート」が存在します。
トミーカイラm13
トミタ夢工房が展開していたチューニングブランド・トミーカイラにおいて、K11をベースにして独特なスタイルが好評だったm13。
楕円形の開口部が印象強いフロントバンパーとセンターストライプは先代から引き継がれた外観の特徴。レトロでレーシーな雰囲気はK12でも健在です。
チューニングはエンジン内部や排気系、足回りに手が加えられており、最高出力は105psをたたき出します。
インパル マーチ
インパルがK12に用意したエアロパーツはド派手なものでした。
特にインパクトがあるのが、Cピラー付け根辺りから生えたリアウィングで、押し出し感が強調されています。
そんなインパル仕様のマーチ、当時は日産ディーラーでコンプリートカーとして新車で購入ができました。
エアロとローダウンのみの軽い仕様から、スーパーチャージャーを搭載したハイパワー仕様まで選択肢があり、中にはカルソニックブルーに塗装されたカルソニックバージョンが存在しました。
カルソニックバージョンにはオプション設定でレーシングデカールも用意されており、これを組み合わせればスカイラインGT-RやフェアレディZのカルソニックチームGTマシンと同じ仕様を楽しむことができました。
フリード マーチ・リッツ & マーチ・オレオ
中古車販売店のフリードがマーチをベースに専用の外装キットを組み込んだのがマーチ・リッツとマーチ・オレオです。
リッツはフィアット500を、オレオはフィアット600をモチーフに製作されています。両車見比べると、ボンネットの形状に違いが見られます。
それぞれ100台限定で販売されました。
グッドウッドパーク ハービー
国産車をベースに欧州車のような外観への変身を手掛けるグッドウッドパークから展開されている1台が、ハービーと呼ばれるモデルです。
ハービーはフォルクスワーゲン・ビートルをモチーフにデザインされたクルマで、マーチの前後外装に大きく手を加えられています。
現在も良質な中古ベースに販売を行っている模様。
まとめ
K12マーチは、丸めのデザインを生かしたレトロなデザインのカスタムカーがアフターマーケット製含め数多く登場しました。今回紹介したようなコンプリートカーまでいかなくとも、ドレスアップパーツが豊富で、より可愛らしいマーチに仕上げることができます。
また12SRのようなスポーツモデルもちゃんと用意しているのが嬉しいところ。
カスタムして楽しいクルマですので、注目してみる価値はあります!
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