クラシック・ミニはやめといたほうが良い?→旧車入門としてオススメです!
クラシックカーの中では街中で見かける機会が多いクラシック・ミニ。
一目でそれと分かる個性的なデザインに、ゴーカート・フィーリングと称されるハンドリングと、魅力溢れる名車です。
そんなクラシック・ミニ、一度は所有してみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、見た目の通り旧車の域に入っているクルマですので、なかなか簡単に手を出し辛いと考えてしまうところはあります。
ですが、初めてのクラシックカーとして、ミニという選択肢はおすすめ出来る一台です。
今回はクラシック・ミニをおすすめ出来る理由を書いていきます。
目次
パーツが豊富
クラシック・ミニは古いクルマに付いて回る問題である部品供給の面においては、ほぼ心配無いレベルでパーツが揃っています。
長期にわたる生産期間に加えて、生産終了間際までイギリスや日本で根強い人気に支えられて販売されてきた背景が、豊富なパーツ供給へ繋がっています。
日本国内でも流通性が良く、有志によって更に改良が加えられて耐久性アップしているパーツも出回っています。
特にイギリス本国ではボディまで新品で手に入るくらいで、1台まるごと作れるんじゃないかというくらい、様々なパーツが今もなお作られています。
アフターパーツも豊富で、ドレスアップパーツからチューニングパーツまで揃い、ミニを豹変させる事が出来ます。
自由にカスタマイズできる
前述したようにアフターパーツも豊富なことが相まって、自分色にカスタマイズしやすいのが特徴です。
定番なのが高年式車を初期型ルックにする手法で、フロントグリルやテールライトの交換、ホイールの10インチ化などが行われています。
他にも、標準のオーバーフェンダーを外したナローボディや、逆により幅のあるフェンダーを付けて太いタイヤを履かせるといったカスタムがミニでは広く行われていて、これだけでも印象は大きく変わります。
どうしても人と被るのが嫌、という場合には、カントリーマンのような派生車をベースにするという選択肢もあります。
ラリー参戦車や映画の劇中車など、カスタムの参考になるネタも豊富で、思い思いのスタイルに仕上げていくことが出来ます。
ノウハウ豊富な専門店が多い
正直なところ、クラシック・ミニは国産車のような壊れない頑丈なクルマというわけではなく、持病を抱えることも多いです。
しかしながら、今なお多くのミニが現役なのは、数多く存在するミニ専門店の貢献によるところが大きいです。
クラシック・ミニを専門、またはメインで手がけているショップは全国各地に存在します。
ミニを中心とする英国車のパーツ輸入業である三和トレーディングでは、公式サイトにミニスペシャルショップを紹介しています。該当ページを見ると、その多さがわかると思います。もちろん掲載以外にもショップは多数あります。
こうした専門店と付き合うことで、購入後も安心して乗り続ける事が出来ます。
ミニを探している場合でも、専門店には大手中古車情報メディアに掲載していない車両も多い為、思わぬ掘り出し物に出会えることがあります。
また、ミニ専門を謳っていなくとも、欧州クラシックカーに強いショップであれば大抵面倒を見てもらえます。
専門店という事で、少々敷居が高く感じるかもしれませんが、快適なミニライフを送るには心強い味方です。思い切って門戸を叩いてみましょう。
広い年齢層でオーナーが多い
クラシック・ミニでならではの特色として、人口の多さに加えて年齢層が幅広く男女問わずオーナーがいることが挙げられます。
41年間という長い販売期間によって、現役時代でもオーナーの世代が入れ替わりし、広い年齢層から親しまれてきました。
加えて映画やアニメといったメディアでもミニは活躍し、その姿を見た若い世代でもこのクルマに魅了される例が後を経ちません。
さらに、ミニのデザインは男性受けする格好良さだけでなく、女性受けする可愛さも備わっています。個性的でありながら万人受けしやすい形が、老若男女オーナーがいる秘訣と言えます。
熱心なオーナーはオーナーズクラブのような、何かしらのミニ関係のコミュニティに参加しているケースが多いです。
こうしたコミュニティに参加することで、知見のある人から情報を得ることが出来ますし、色んなオーナーのミニを身近で見られるチャンスでもありますので、良い刺激にもなるでしょう。
コミュニティはSNS等ネットを通じて見つけることが出来るほか、専門店の常連同士で集まっているケースもあります。
ローバーミニはビギナーでも入りやすい
1959年から2000年まで長期間販売されていたクラシック・ミニの中で、初めて触れるのであればローバーブランドで売られていた「ローバーミニ」がおすすめです。
ローバーミニの販売期間は1990年から2000年までと、クラシック・ミニの中では高年式で、個体数も多く存在しています。
初期のブランドであるオースチンやモーリス時代のミニは既にビンテージカーとして希少価値が出ており、それに伴い価格も高額になっています。
クーパーSにもなると600万円超え(!)。それ以外でも価格は直接表示せず、要応談となっているクルマが多いです。
対してローバーミニは比較的手の届く価格帯で流通しています。
またローバーミニの時代でエンジン燃料噴射方式がキャブレターからインジェクションに切り替わっています。
キャブとインジェクションのどちらが良いのかは、使う環境やミニに求めるものによっても意見が分かれる所ですが、インジェクションは今時のクルマからの乗り換えでも乗り易い面があります。
先ずはクラシック・ミニ入門としてローバーミニは良い選択肢だと思います。
まとめ
クラシック・ミニがおすすめ出来る要員として以下の項目を挙げていきました。
- パーツが豊富
- 自由にカスタマイズできる
- ノウハウ豊富な専門店が多い
- 広い年齢層でオーナーが多い
- ローバーミニはビギナーでも入りやすい
基本的には何十年も前に製造された外車ですので、手のかかる部分はあります。
しかし、それを支えるアフターケアが充実しているのが、クラシック・ミニならではの利点といえます。
気になっている方はぜひ検討してみてください。
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